中山マコトコピーライティング起業術

■時間を守らないと“損”をする。

あなたは“時間を守らない(守れない)こと”が、
具体的な“損”に繋がる事を意識した事があるだろうか?

恐らく無いだろう。

その理由は単純。

相手がいちいち言ってくれないからだ。

もちろんここで言う“時間を守らない”とは、先日書いた
“神との締め切りの無い約束”の事だ。

単純な例だが、「今度飲みに行きましょうよ!」と言う会話。

数知れず、日々、誰かがどこかで交わしているやりとりだ。

が、この約束。

守らないといつの間にかあなたに“損”を運んでくる。

こうした、小さく、軽く、しかも互いに利害の無い要件こそ、
実はあなたの評価を決定づけるのだ。

「なんか、いつも飲みましょう!と言うばかりで実現した事ないよね?」

そう思われると言うことは結果、どうなるか?

そう、イザと言う時、声がかからなくなるのである。

と言う事は、肝心な場所に呼んでもらえない!

大事な案件に参加させてもらえない!

そう、大きな機会損失に繋がるのだ。

これは、
「近々、提案させていただきますよ!」とか「○○さん、紹介しますよ!」
なども同様。

行き着くところは、
「あの人、何となく信頼できないね!」と言う不信である。

で、ここで最も重要なこと。

それは・・・

相手は、そうした時間を守らない人に対し、
決して、「あなたは時間を守らない、信用の置けない人だ!
とは言ってくれないと言うこと。

言わず、口にせず、言葉にしないまま、あきれたまま、静かに去って行く。

だからその本人は、いつまでも懲りずに同じ事を繰り返すと言う事になる。

これが機会損失で無くてなんだろう。

これは、「来年は○○したいと思ってるんですよ!」とか、
「今年こそは××を叶えます!」などと言う宣言も同様。

宣言した以上、必ずどこかで誰かが聞いている訳で、
その宣言に対し、一向に実現発表が無い場合、相手はどう感じるだろうか?

そう、“自分との約束をすら守れない人”
と言うレッテルを貼られてしまうのだ。

これではもう遅い。

ダメダメイメージ確定である。

で、この場合も同様だが、相手は決して、
「あなたは自分との約束すら守れない人だね?」とは言ってくれない。

マイナスの評価を抱いたまま、密かに静かに去って行く。

それどころか、本人は、誰かが周囲から去って行った事にすら気づかない。

これは企業でもまったく同様。

いつも新規客を求めてドタバタで、
泥縄の営業活動や広告宣伝活動をしている企業は、
お客さんを定着させるやり方を知らない。

つまり集めても集めても落ちて行く。

いわばザルである。

こうしたお客さんが定着しない企業に特有の特徴。

これも約束を守らないと言う事である。

つまり戦略に一貫性が無く、主張がコロコロと変わる。

経営が安定せず、社員の定着が悪い。

まさに“時間密度”が低いのである。

時間密度の低い企業や人からは、いつのまにか人が去って行く。

そして相手が去ったこと、そしてその理由に気づかない本人だけが、
的外れの、意味の無い徒労を重ねる事になる。

これ・・・悲劇である。

時間を守らないと“損”をする。

その意味、ご理解戴けただろうか?

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