中山マコトコピーライティング起業術
■タダで文章を書いて、何が悪い??
僕は無料のメルマガ、無料のブログ、勝手に遊んでるfacebookなど、
基本的に誰でも読める文章を書いている。
他方、著書や雑誌記事も書くし、商材も持っていて、
こちらはもちろん有料である。
で、時々・・・・
「中山さんはプロの物書きなのに、何故、無料の文章を書くんですか?」
と言う質問を受ける。
時には質問と言うよりも、更に攻撃的な感じで、
「無料の文章を書くとは、信じられない!」みたいな言い方もされる。
へ!ちゃんちゃらおかいしぜ!と言うのが僕の答え。
だって考えてみて欲しい。
僕はONとOFFを使い分けているだけなんだぜ。
無料で読める文章は、正直言って、厳密な推敲もしなければ、
誤字脱字だってある。
本や雑誌の原稿は、逆にギャラをいただくからこそ、最高級の推敲をし、
言葉を吟味し、表現を工夫して、最大限のチェックをして、商品に育てる。
大げさに言えば、血がにじむくらいのこだわりで書く。
その使い分けをしているだけなんだよね。
僕の場合、文章には2つの種類があって、1つは、気楽に遊び気分で書ける文章。
もう1つはプロの物書きとして、徹底したクオリティを維持するモノ。
これを使い分けるから逆にプロと言えるのだとさえ思っている。
例えばしゃべりのプロである古舘伊知郎さんが、友達と雑談するとき、
お金を取るだろうか?
桂三枝さんが楽屋で馬鹿話をする時、ギャラを要求するだろうか?
大沢在昌さんが友達に手紙を出すとき、請求書を同封するだろうか?
吉本ばななさんが、ラブレターに見積もり書をつけるだろうか?
書いたモノの価値。をこそ、自分で決める。
それこそがプロの視点で有り、姿勢だと思う。
僕が言いたいのはそういう事。
なんでもかんでもお金に換算すること、
それ自体が”ビジネス”をはき違えてると思うんだよね。
物事の価値には必ずTPOがあって、それを理解する事こそが本質。
そうでなく、お金お金と騒ぐことの方がいじましいし、下品だと思うんだよね。