中山マコトコピーライティング起業術
■支配人の仕事。
昨日、新宿の名店、バーイーグルに初詣に行った。
毎年、ウヰスキーの口開けはこの店、と決めている。
貝割れと生ハムのサラダ、ビーフストロガノフをいただきながら数杯飲んだ。
〆はジャニスがこよなく愛した酒、サザンカンフォート。
支配人の松田さんが腕を振るってくれた。
で・・・・・・・・・
気がついた。
この店、静かなのである。
もちろん年始営業初日とは言え、お客さんはワンサカ入っている。
お客さんの話し声はもちろん聞こえてくる。
が、キンキンカンカン響いてはこない。
そして、松田支配人を始め、スタッフの声が・・・小さい。
と言うか、普通。
要は、普通の会話程度の声で、
「いらっしゃいませ!」
「ご注文がお決まりになりましたら、声かけて下さいね!」
「コート、お預かりしましょう!」
などを発するわけだ。
決して、がなりたてたりしない。
良くある、ガチャガチャした店に見られるように、
「イッシャイマセ~~~~~♪♪」
「オーダー、いただきました~~~~♪♪」
「お客さま~、オッカエリです~~~♪♪」
のような、うるささがまったく無い。
日常会話のままの声量で、トーンで、普通に「いらっしゃいませ!」
で、これ、どんな効果があるのだろうか?
ローヤルを飲みながら、少し考えてみた。
で、出た答え。
”抑止力”
つまり、こういう事だ。
スタッフがガナリたてなければ、客も大声が出しにくい。
スタッフが落ち着いていれば、客も落ち着く。
つまり、
”店のうるささの原因はスタッフが作っているし、
落ち着きの無さも、店が作っている!”
と言う事なのだ。
松田支配人のあの落ち着いた佇まい、物腰、物言い。
実はこれが、店の雰囲気を支配しているのだ。
あ、そうか!
だから支配人なんだね、と気づかされた次第。
やっぱり、お酒は、静かに、落ち着いて飲みたいもんだね~。
<イーグル>
TEL 03-3354-7700
住所
東京都新宿区新宿3-24-11 セキネビル B1F・B2F
交通手段
JRまたは地下鉄丸の内線新宿駅 東口から歩いて2分程度。
アルタの裏の赤い看板が目印。
新宿西口駅から244m
営業時間
月~土 17:30~翌0:40
日・祝 17:30~翌0:00
夜10時以降入店可、日曜営業