しつこい電話
つい先日、あるしゃぶしゃぶ屋さんを予約しました。
この店、実に美味しいし、価格もリーズナブル。
内容面では文句のつけようのない店です。
でね、ここ、予約の前日になると、必ず電話をかけてくるんです。
アルバイトのお兄さんを使って、必ずかけてきます。
僕が何回利用しようと、何十回使おうと・・・お構いなし、
必ずかけてきます。
ある時、さすがに言いました。
「これだけ店を使ってて、お互い顔もおぼえてるだろうに・・・
なんで、そんな失礼なことする訳?
要は信用してないって事だよね!
誰がこんな失礼なこと、やらせてるの?」って。
そうしたら、そのアルバイトのお兄さん、こう言うんです。
「上の者が・・・・」
って。(笑)
「上の者って誰だよ、上の者って・・・」
と僕。
「いえ・・・それは・・・」
と彼。
「もうこんな失礼なこと、すんなよ!絶対にかけてくんな!不愉快だ!」
そう言ったんですが、それでもまた、かかってくる。
どうやっても止まらないんです。
いやいや、ビックリです、
で、ある事を思いついて、やってみました。
”電話がかかってきても出ない作戦。”
そうしたら、驚くべき事が起こったんです。
もうかかってこないんです、出なければ、それ以降。
でなかったまま、会話しないまま、翌日になります。
つまりこの店は、確認を取ることが狙いでは無く、単に、
■電話をかけたという免罪符
のためにかけていた。
と、そういう事なんですよ。
いや~、見事な形骸化です。
手段と目的が入り乱れて、わかんなくなっちゃってるわけですね。
この店の”上の者”を、「アホだね!」と笑うのは簡単。
でもね、結構、同じような”形骸”を抱えてる人、店、会社って多いと思う。
僕もちょっと諸々を見なおしてみようかな?って思いましたモン。、
さて、これから本格的な年末に向かいます。
年末には頑張って、来年への目処をつけよう。
年末にこそ、新しい展開を実現しよう。
来年の年明けに向けて、キチンと準備をしよう。
ま、色んな思い、願いがあるでしょうが、
そこで問題になるのが、そう、
『何から学ぶのか?』
と言う事です。