■雪猫。

雪猫と言う小説を読みました。

猫弁と言う傑作を書いた大山淳子さんの作品。

素敵な小説でした。

が、ここではその内容については言及しません。

関心のある方はネットで調べてみてください。

今回、お話ししたいのは”タイトル”についてです。

お気づきかとは思いますが、”雪猫”と言う言葉は本来存在しません。

要は、造語です。

著者の大山淳子さんが考案したのか、或いは編集者のアイディアか?

そこは分かりませんが、これ、実に強い言葉です。

普通なら、”雪のような猫”とか、”その猫は雪のようだった”
みたいな表現になるんだと思うんです。

が、ここでは”雪猫”と、誰も聞いたことの無い、インパクト溢れる言葉で来た。

鋭いです。

刺さります。

このタイトルにする事で、物語の幻想性が一気に際立ちます。

一体、どんなお話しなんだろうか?と興味を喚起します。

猫と言う言葉が、より強調されるんですね。

とにかく・・・強い。

本にとってタイトルはまさにキャッチフレーズ。

売り場通路をあるく人の目を一瞬で捕らえ、「あ!読みたい!」
と感じさせなければならないのですからかなりのチカラが必要です。

これ、本の売れ行きにとって死活問題。

まさに生命線です。