■読んで終わり?参加しておしまい?それじゃ寂しすぎませんか?

ある男性が本を読んでいました。
その本には、ページの端っこを折った部分が何カ所もありました。
ちなみにこの端を折ることを”ドッグイヤー(犬の耳)”と呼ぶらしいです。
で、その本には至るところにラインマーカーで線が引かれていました。
僕は彼に言いました。
「すごいね!真面目だね!」

彼から返ってきた答えはこうでした。
「気になった部分を折ったり、線を引いてるだけなので・・・」

僕は言いました。
「え?それだけなの?それで終わりなの?」

はい!と彼。
「それだけ線を引いたりしたって事は、何か役立つと思ったからでしょ?
どうして、次に活かさないの?」

「いえ、ま~、何となく・・・」

実に哀しい、情けない、勿体ないと感じた瞬間でした。

僕が主催した、セミナーの懇親会。
ある女性が僕のところにやって来て、こう言いました。
「ものすごく気づきがありました。勉強になりました!」

え?それだけ?それで終わりなわけ?

今日の気づきを踏まえて、明日からあれをやろう!これをやろうとか、無いわけ?

無いんでしょうね?おそらく。

こういう人にとってセミナーは、参加する事に意義がある。
まるでクーベルタン男爵みたいな人です。

ま、みんながみんな、こうだとはもちろん言いません。
言いませんが・・・でも、こういう人が実に多い。
それもまた事実です。

ある意味、仕方ないか?と感じる面もあります。

本を読んだらどう活かすか?
セミナーに出席したらどう行動に変えるか?
教材を買ったらどうするか?

そのやり方を的確に指南した、ガイドラインがありませんから・・。

ある意味、個人の裁量に任されている。
生かすも殺すも自分次第。

そんな感じですね。

でもね、僕は思うんです。
それではいけない。

だってそれ、この国の損失ですよ。

まだまだ震災のダメージから立ち直れても居ないし、青息吐息ですよ、この国。

無駄を見過ごしてる余裕なんて無いと思うんだけどな。

ひとりひとりが読んだ本、参加したセミナー。

しっかり取り込み、活かして行けるようにならなきゃ。

これ、本当は国の仕事ですよ。
国家プロジェクトにしないといけないくらいです。

そうでないと、明日はいつまでも暗いままですよ。