■理系ミステリー。

僕が敬愛する、森博嗣さんと言う作家がいます。

数少ない天才のひとり。本当に本当に好きな作家です。

で、その森博嗣さん、メフィスト賞を獲り、文壇デビューをしましたが、
当初は単なる“ミステリー作家”でした。

ミステリー作家なんて、本当に沢山います。

が、森さんにはデビュー直後、ある名前がつきました。

「理系ミステリー作家!」と言う名前です。

当時、森さんは某国立大学工学部の助教授。

そこから理系と言うキーワードが出てきたんですね。

単にミステリー作家と名乗ったのでは、ライバルとの違いが見えません。

読んでみなければ個性が、特徴が分からない。

ですが、理系ミステリーと名乗れば、これはもう特徴は明快です。

少なくとも、理系が苦手な人はまず読まないでしょう。

この理系ミステリーと言う名前、森さんが自分で付けたモノではありません。

出版社がつけ、ファンの間に広がり、彼を大作家にしました。

ライバルのいない、まさにブルーオーシャンを創っちゃったんですね。